「泳げるようになりたいけど、何から始めたらいいかわからない」
「自己流でやってみても、これで合っているのか不安」
「頑張っているのに、力が入ってしまって苦しくなる」
水泳初心者の方の中には、そんなふうに感じている方がたくさんいると思います。
実は今回のパーソナルレッスンでも、まさにそんな変化の場面がありました。
前回は「やばいよ」と驚いていた生徒さんが、2回目のレッスンでは「気持ちいい」と話してくれました。
この変化が、僕はとても嬉しかったです。
泳ぎの形が少し変わったということももちろんあります。
でもそれ以上に、水の中での感覚が整理されて、ご本人の中に「これなら大丈夫かも」という安心が育ってきたことが、すごく大きいなと思いました。
水泳は、いきなり上手に泳げるようになるものではありません。
でも、少しずつ不安が減って、少しずつ気持ちよさが増えていくことで、「またやってみたい」に変わっていくものだと僕は思っています。
今回は、そんな2回目のパーソナルレッスンのお話です。
先週のレッスンでは、
「やばいよ、やばいよ」
という言葉が何度も出てきました。
もちろん悪い意味ではありません。
今までと違う感覚への驚きや、
「こんなふうに動くんだ」
という発見の中で出てきた言葉でした。
そして今回。
2回目のパーソナルレッスンでは、その「やばいよ」は出ませんでした。
その代わりにたくさん出てきたのが、
「気持ちいい」
という言葉です。
この変化は、本当に大きいなと思いました。
初心者の方にとって、水泳はどうしても
「苦しい」
「怖い」
「難しい」
になりやすいことがあります。
でもその中で、
「気持ちいい」
という言葉が出てくるのは、ただ泳ぎ方を覚えたというだけではなく、水の中で安心して動ける感覚が少しずつ育ってきた証拠でもあると思うんです。
今回のレッスンでは、まず前回の復習から行いました。
内容としては、
潜ること
浮かぶこと
スタートの復習
この3つです。
前回は、力を抜いて動く感覚をつかむまでに45分ほどかかりました。
でも今回は、その感覚を思い出して、自分の中で「これなら大丈夫」と思えるところまで戻るのに25分ほどでした。
これって、すごく大きな成長なんです。
ただ早くできた、という話ではありません。
自分の中に
「この感覚なら安心できる」
というものが少しずつできてきた。
そこが何より大きいんです。
泳ぎの中で「力を抜く」というのは、言葉にすると簡単です。
でも実際には、とても難しいことです。
特に一生懸命な人ほど、
ちゃんとやろうとする人ほど、
どうしても体に力が入ります。
でも、水の中では頑張りすぎることで逆に苦しくなることがあります。
力が入ると、
沈みやすくなったり、
呼吸が苦しくなったり、
動きが硬くなったりします。
だからこそ前回のレッスンでは、まず
「力を抜いても大丈夫なんだ」
という感覚を知ってもらうことに時間をかけました。
そして今回、その感覚に戻るまでの時間が短くなった。
これは本当に大事なことです。
一度できたことを、次のレッスンでもう一度自分で思い出せる。
それが「できるかも」につながります。
水泳初心者の方に必要なのは、最初から完璧な形ではなく、少しずつ安心を増やしていくことだと僕は思っています。
慌てなくていい。
すぐに泳げなくてもいい。
まずは水の中で落ち着いていられること。
そこが土台になるからこそ、その先の泳ぎにつながっていきます。
今回の「気持ちいい」という言葉は、その入り口に立てた証拠のように感じました。
ここからは、今回のレッスン後半で行ったキック練習について書いていきます。
ここまでは、気持ちの変化や安心感の話でした。
ここからは、水泳指導として大切にしている考え方の話です。
今回のテーマは、
バタ足は進むためだけのものではない
ということでした。
バタ足というと、
強く蹴るもの
水しぶきを上げるもの
たくさん打てば進むもの
そんなイメージを持っている方がとても多いです。
でも、実際にはそれだけではありません。
僕は、バタ足には体のバランスを取る役割がとても大きいと思っています。
浮くための補助をしたり、
手を回したときに体がぶれすぎないようにしたり、
泳ぎ全体を安定させたり。
そう考えると、ただ激しく蹴ればいいわけではないんです。
今回、最初にキックを見たときは、膝がピーンと伸びたまま動かすキックになっていました。
いわゆる棒キックのような状態です。
このキックになると、頑張っているのに水をうまく押せないことが多いです。
なぜかというと、膝が伸びたままだと、足の甲やすねを使って水を後ろへ送る動きが出にくいからです。
上と下には動いていても、後ろへ水を送れないと、進みにくいし、バランスも取りにくくなります。
だから今回お伝えしたのは、
強く蹴ることではなく、
自然に膝が動くことの大切さでした。
キックは、ただ頑張るためのものではありません。
泳ぎやすくするためのものです。
そう考えるだけでも、キックの力み方は変わってきます。
いきなり泳ぎながらキックを直そうとすると難しいので、今回はまず立った状態で練習しました。
壁に片手をついて、体がぐらつきすぎないように安定させる。
その状態で、足を前、後ろ、前、後ろと動かしていきます。
ここで大事にしたのは、足先を頑張って動かすことではありません。
膝が前にも後ろにも自然に動くこと。
その結果として、太ももから動くキックになっていくこと。
そこを大切にしました。
さらに今回は、足だけで動かすのではなく、腰の動きも少し使ってもらいました。
たとえば右足を後ろに動かすときには、右の腰も少し右後ろへ傾いていくような感覚です。
動かすというより、
ふわっと傾く感じです。
この腰の流れと一緒に足を前後させると、無理に力を入れなくても、膝が自然にやわらかく動いてきます。
それが、脱力したキックにつながっていきます。
そのあとに、気をつけの姿勢で両足をそろえて同じ動きを行うと、形としてはバタフライキックのような動きになります。
でもここで大切なのは、バタフライを泳ぐことではありません。
浮いた状態でも、膝が自然に動く感覚を覚えること。
その感覚をつかんでから、右足、左足と交互に動かしてクロールのキックへつなげていく。
この順番で練習することで、硬いキックではなく、やわらかく自然なキックをつかみやすくなります。
今回のレッスンで、僕が一番嬉しかったのは、実は練習の最後に聞いたお話でした。
先週のレッスンのあと、
ご本人が奥さまに
「今日、こんな練習をしたよ」
と話されたそうです。
すると奥さまが、
「じゃあ私にも教えて」
と言ってくださったそうです。
そこから家でも水泳の話になって、
「練習に行ってくるわ」
と言ったら、
「私も行く」
となって、
さらに娘さんも一緒にプールへ行ったそうです。
この話を聞いたとき、僕は本当に嬉しかったです。
ただ泳ぎを教えるだけではなくて、
水泳が家族の会話になっている。
水泳が家族で一緒に動くきっかけになっている。
それってすごく素敵なことだなと思いました。
泳げるようになることももちろん大事です。
フォームが良くなることも大事です。
でもそれだけではなくて、水泳を通して家族の時間が増えたり、会話が増えたり、「一緒に行ってみようか」が生まれたりすることも、とても大きな価値だと思っています。
今回の2回目のパーソナルレッスンでは、前回の「やばいよ」が、今回は「気持ちいい」に変わっていました。
この変化は、泳ぎの変化でもあり、心の変化でもあると思います。
最初は不安だったことが、少しずつ安心に変わる。
頑張ってやるものだった動きが、気持ちよく動けるものに変わる。
そういう変化の積み重ねが、水泳を楽しいものにしてくれるのだと思います。
そして、その変化が本人だけでなく、家族との会話や時間にも広がっていく。
そんな場面に出会えると、この仕事をしていてよかったなと思います。
これからも僕は、ただ泳ぎを教えるだけではなく、水泳を通してその人の人生に関わっていけるようなレッスンをしていきたいです。
泳ぎの上達も大切にしながら、その先にある笑顔や安心やつながりも大切にしていきたい。
そんなことを改めて感じた、2回目のパーソナルレッスンでした。
「泳げるようになりたいけど、自分にできるかな」
「水が怖いわけではないけど、苦手意識がある」
「自己流でやってきたけど、このままでいいのかわからない」
そんなふうに感じている方もいるかもしれません。
でも、水泳は最初から上手に泳ぐことを目指さなくて大丈夫です。
潜ること
浮かぶこと
力を抜くこと
呼吸すること
バランスを取ること
そういう基礎の基礎から、一つずつ安心を増やしていけば大丈夫です。
楽泳スイミングでは、水泳初心者の方や、
「泳げるようになりたいけど不安がある」
という方に向けたパーソナルレッスンを行っています。
いきなり泳ぐことを目指すのではなく、その人のペースに合わせて、基礎の基礎から一緒に進めていきます。
「自己流でやってきたけど、これで合っているのかわからない」
「久しぶりの水泳でちょっと不安」
「子どもの頃以来で、ほぼ初心者です」
そんな方も大丈夫です。
水泳は、最初から上手に泳ぐことを目指さなくて大丈夫。
まずは水の中で安心できること、そして「気持ちいい」と思える感覚を一つずつ増やしていくことが大切だと思っています。
ちょっと気になる。
やってみたい。
でも不安もある。
そんな気持ちがある方は、その気持ちのままで大丈夫です。
最初の一歩を、一緒に作っていけたら嬉しいです。
楽泳スイミングのパーソナルレッスンについてはこちら
https://www.team-rakuei.jp/171931.html