【福岡 水不足】プールがなくなる?スイミングコーチが語る節水と水泳を守るためにできること

「スイミングコーチは、プールがなければただの人だぞ」

新卒で入社した玉島スポーツプラザで、支配人から何度も言われた言葉です。

当時の僕は、自分なりにその言葉を理解して行動していました。
ただ、目の前の仕事に必死で、とにかく怒られないように、迷惑をかけないように、それだけで精一杯。

支配人がおっしゃっていた本当の意味にあった行動ができていたかは…正直わかりません。

でも今振り返ると、この言葉の重さって、当時感じていたものより、ずっと大きいなと思います。

 

プールは「当たり前」じゃない

スイミングコーチというと、水の中で泳ぎを教える仕事。
そう思われがちですが、その前提として絶対に必要なのが「プール」という環境です。

水があり、温度が保たれ、清潔で、安全に使える状態が維持されていること。

これがあって初めて、僕たちは指導ができる。

つまり、プールがなければ、どれだけ技術があっても、どれだけ経験があっても、何もできない。

だからこそ支配人は、あの言葉を繰り返し伝えてくれていたんだと思います。

 

配管をたどったあの頃|水の大切さを知った経験

新入社員だった僕は、まず「泳ぎを教える」前に、プールの管理を徹底的に叩き込まれました。

プールという表舞台ではなく、機械室。

配管をたどるんです。

 

この水はどこから来て、どこを通って、どこに戻るのか。
どのバルブをひねるとどうなるのか。
濾過機はどう動いているのか。

「水が漏れたらどうする?」

そう言われて、実際に漏水が起きた時は、原因を探して応急処置。
取引先が来るまで、夜中に泊まり込みで対応することもありました。

ピンホールが空いた場所に、削った割り箸を差し込んで水を止める。

今思えば、かなり大変でした。

でもあの経験があったから、「水」という存在に対する感覚は確実に変わりました。

プールの水は、ただそこにあるものじゃない。
誰かが管理し、守り、維持しているから存在している。

 

【福岡の現状】水不足がスイミングスクールに与える影響

そんな中で、今まさに起きている問題があります。

それが「水不足」です。

福岡では、雨が少ない影響で水の確保が厳しくなってきています。
水道の水圧を下げる「減圧給水」を行う自治体も出てきました。

ニュースでは、水族館「マリンワールド海の中道」が節水しながら運営している様子も紹介されていました。

水族館ですら、です。

水が命の施設でさえ、節水しながら必死に維持している。

ということは…

 

プールにも影響はくる|営業停止の可能性も

これは水族館だけの話ではありません。

公共プール、スイミングスクール、フィットネスクラブ。
水を使うすべての施設に影響が出てきます。

すでに、シャワーのところに節水のお願いのPOPが貼られていたり、
水の使用量を制限する動きも出てきています。

もしこのまま水不足が進めば…

最悪の場合、営業停止もあり得る。

これ、決して大げさな話じゃないです。

 

「泳げる場所」がなくなる未来

僕は30年以上、水泳に関わってきました。

泳げるようになった時の子どもの笑顔。
水が怖かった子が、少しずつ自信をつけていく姿。
大人の方が「久しぶりに体を動かして気持ちよかった」と笑う瞬間。

そのすべては、「プールがあるから」生まれている。

もしその場所がなくなったら。

ただ泳げなくなるだけじゃない。

・健康の機会
・成長のきっかけ
・人とのつながり

これらも一緒に失われてしまうかもしれません。

だからこそ、これは他人事じゃないんです。

 

今日からできる節水の工夫【家庭でできる対策】

フレフレ坊主で雨を願うのも大事(笑)

でも、それだけじゃ足りない。

普段の生活の中でできること、あります。

キッチン

・流しっぱなしにしない
・ため洗いをする
・汚れを先に拭き取る

お風呂

・残り湯を洗濯に使う
・シャワーをこまめに止める

トイレ・洗濯・洗車

・レバーの使い分け
・洗濯はまとめて
・洗車の水は止める

年頃のお嬢さんにお願いがあります(笑)
こういう時だけでも、お父さんの洗濯物、一緒に洗ってあげてください。

 

小さな行動が未来を変える

こうして書き出してみると、

「これならできそう」

と思えること、けっこうあります。

特別なことじゃなくていい。

一人一人のちょっとした意識。

それが積み重なれば、大きな力になります。

 

どちらを選ぶか

節水をするのか。

それとも、水不足でプールが使えなくなる未来を受け入れるのか。

水泳は、健康にもいい。
気分転換にもなる。
人とのつながりも生まれる。

その環境を守れるかどうかは、僕たちの行動にかかっています。

 

スイミングコーチとして伝えたいこと

「スイミングコーチは、プールがなければただの人」

この言葉の意味が、今はよく分かります。

だからこそ僕は、ただの人にはなりたくない。

節水する。
伝える。
行動する。

それが、未来のプールを守ることにつながると信じています。

 

水泳をやってみたいと思った方へ

ここまで読んで、

「ちょっと泳いでみようかな」
「久しぶりに体を動かしたいな」

そう思った方もいるかもしれません。

楽泳スイミングでは、
水が苦手な方や初心者の方でも安心して始められるように、
一人ひとりに合わせたパーソナルレッスンを行っています。

無理に泳がせることはありません。
段階を踏んで、「できた」を一緒に積み重ねていきます。

もし気になる方がいれば、こちらもご覧ください👇
https://www.team-rakuei.jp/171931.html

 

まとめ

一人一人の小さな行動が、

水を守り、
プールを守り、
水泳を守り、
そして誰かの笑顔を守ります。

できることから、やっていきましょう。

 

笑顔で来て、笑顔で帰るスイミング
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