水泳を始めるきっかけって、どんなものだろう。

こんにちは。

楽泳スイミングの中原です。

今日は、水泳を始める「きっかけ」について、

日々のレッスンを通して感じていることを書いてみようと思います。

というのも、水泳を始めようかどうか迷っている人って、

実はとても多いからです。

やってみたい気持ちはある。

でも、なかなか一歩が出ない。

そんな方たちの顔が、たくさん思い浮かびました。

 

「やりたい」より「やらないといけない」から始まる水泳

水泳を始める理由を聞いていると、

「泳ぎたいから」というよりも、

健康診断で

「体を動かした方がいいですよ」と言われた。

体重が増えて

「ダイエットしないといけないな」と思った。

そんな理由がきっかけになることが多いです。

外を歩こうと思っても、

寒かったり、時間が取れなかったり、

膝や腰が痛くて長く歩けなかったり。

そうした中で

「プールがいいよ」と聞いて、

まずは水中歩行から始める。

これは、とても自然な流れだと思っています。

 

最初から「泳ぎたい」と思っていなくてもいい

実際に、僕の生徒さんの中には

20年間、水中歩行だけを続けていた方がいます。

お医者さんに勧められて始めた水中歩行。

それを20年。

でもある日、

僕が子どもたちに水泳を教えている姿を見て、

「この人のレッスンなら、

もしかしたら泳げるようになるかもしれない」

そう思って、勇気を出して成人レッスンに参加してくれました。

その方は、80歳を超えていました。

パーソナルレッスン(個人指導)を続ける中で、

1年後にはクロールと背泳ぎを泳げるようになりました。

最初から泳ぎたいと思っていなくても、

何かのきっかけで

「やってみたい」という気持ちが生まれることはあります。

 

泳げますよ、と伝える理由

レッスンの中で

「泳げるようになりますか?」と聞かれることがあります。

そのとき、僕は

「ちゃんと段階を踏めば、泳げるようになりますよ」

と伝えています。

それは、経験と自信の両方からです。

呼吸の仕方。

潜ること。

浮くこと。

水慣れの練習を細かく分けて、

「できた」と感じられるところまで落とし込む。

それを生徒さん自身が何度も練習して、

笑顔で帰っていく姿を、何度も見てきました。

その積み重ねが、僕の自信になっています。

 

本当に怖いのは「泳げないこと」じゃない

水泳を始めるか迷っている人にとって、

本当に怖いのは、

泳げないことよりも、

「自分だけ取り残されること」なのかもしれません。

上達のペースは、人それぞれです。

早くできる人もいれば、

時間がかかる人もいます。

短い期間で見ると

「自分だけできていない」と感じることもあるでしょう。

でも、1年、2年と続けていくと、

コツコツ続けた人は、ちゃんと上手になっています。

これは、現場で何度も見てきたことです。

 

水泳を通して伝えたいこと

僕は、

泳げるようになることだけを

一番大切にしているわけではありません。

今まで

できなかった。

怖かった。

やらなかった。

そんなことが

「できた」に変わる経験。

それが自信になって、

普段の生活にも影響していく。

水泳でできたなら、

他のことも

「もしかしたらできるかもしれない」

と思えるようになる。

その感覚を、大切にしています。

 

迷っているあなたへ

もし今、

水泳を始めようかどうか迷っているなら。

最初は、水中歩行だけでもいい。

泳がなくてもいい。

「ちょっとやってみようかな」

その気持ちだけで、十分です。

大丈夫。

一人じゃありません。

一緒に、少しずつやっていきましょう。

 

楽泳スイミングでは「パーソナルレッスン(個人指導)」を行っています。
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