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本記事では、進級基準(レベル分けの合否テスト)をあえて設けない楽泳スイミングの方針と、そこに込めた想いをお伝えします。
現場で実践している工夫、温度感をそのままにご紹介します。
進級基準があると、受かった/不合格の二択が必ず生まれます。結果は明快でも、心の揺れは大きく、
「自分はダメなのでは?」
「友達は合格しているのに、うちの子は……」 といった自己否定や比較につながりやすくなります。ご家庭でもつい責め口調になり、“水泳=つらい記憶”に書き換わることがあります。
大人数クラスでは、定められたカリキュラムを進める必要があり、得意な子は先へ、苦手な子は土台ができないまま次の課題へ進みがちです。
できない → 楽しくない → ますますできない という悪循環を断つには、水慣れ・呼吸・浮く感覚といった基礎の“1mm”の積み上げが不可欠です。
楽泳スイミングが重視するのは、「できた!」の小さな実感を連続で積むことです。
進級基準の利点(目標の可視化)は承知していますが、全ての子に同じスピード・同じ順序は必要ありません。
十人十色の体験に合わせ、テストのために休みたくなる心理を生まず、毎回の練習が待ち遠しくなる雰囲気づくりを行います。
個別の目当て(マイゴール)を設定
例:今日は“顔を2回つける”/“3回連続で呼吸する”。数値で小さく具体化し、達成体験を増やします。
基礎の“戻り学習”を遠慮なく実施
つまずきは“今”直すのが近道。全体進行よりも、土台づくりのやり直しを大切にします。
できた瞬間を“その場で”見える化
コーチの明確な声かけや👍ジェスチャーで、プールサイドからも観覧席からもできた!が伝わります。
ご家庭もその場面を会話の糸口にして褒めてもらいたいです。
個別×集団のいいとこ取り
ここまで読んでいると、個別指導がいいのかなぁと思うかもしれません。
集団では順番を待つ・応援する・教え合うといった社会性が育ちます。
なので、個別と集団指導の良いところも悪いところも知った上で、スイミングスクール(集団)を行っています。
実際に通われている生徒さんや保護者様はどのように思われているのでしょうか。
楽泳スイミングスクールでは、お客様の声を定期的に聞いております。
ここで、お客様の声をご紹介します。
短期で劇的に泳げることより、まずは「行きたくない」から「水泳楽しいかも...」に思えるようになることが大事です。
気持ちが変わると、やりたい!またプールに行こうと思い、水泳が楽しみになります。
私たちは1回の体験からそのスイッチを狙います。
今日からできる家庭のサポート:3つ
1)結果ではなく挑戦回数を褒める
2)比較ではなく昨日の自分基準で声かけ
3)練習後は“楽しかった瞬間”を1つ一緒に探す(聞いてみる)
進級テストの不合格が続き、自信をなくしている
レッスンの進行についていけず、水泳が嫌いになりかけている
理解に時間がかかるタイプで、基礎をじっくり積みたい
とにかく水が怖い/顔つけが苦手
意外かもしれませんが、ゆっくりな子ほど“成長”します。
焦らず、しかし止まらず。1mmの前進を積む子が、半年後に大きな伸びを見せます。
地域でもまだ少数派の「進級基準がない集団レッスン」。だからこそ、水が怖い・自信をなくしている子の心の支えになります。
枠は大人数にしません。ひとりひとりを見るために、定員は10名・体験枠は各回3名に設定しています。
水の中で自分をコントロールできた体験は、勉強や生活にも波及します。自分を責める時間を、できたを数える時間へ。
一緒に、はじめませんか?
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※まずは30分、涙を笑顔に変えるレッスンをお見せします。