今日は、当たり前だけど意外と忘れられているお話をします。
水の中で体が浮かぶから、その状態で足を動かしたり、手を動かしたりして前へ進むことができます。
でも、多くの人はこの順番を飛ばしてしまいます。
泳げないと、
「もっとバタ足を頑張ろう。」
「もっと手を大きく回そう。」
そんなふうに思ってしまいがちです。
でも実は、その前にもっと大切なことがあります。
体が浮いていない状態でどれだけ頑張っても、水の抵抗をたくさん受けてしまいます。
「一生懸命動かしているのに進まない。」
そんな状態になりやすいんです。
では、どうしたら浮かびやすくなるのでしょうか。
理想は、 指先から足先まで一直線。
でも、「まっすぐになろう!」と思うと体に力が入ります。
力が入ると、その後のバタ足や手の動きまで力んでしまい、結果として体が沈みやすくなります。
レッスンでは、
という言葉をよく耳にします。
もちろん間違いではありません。
でも初心者の方からすると、
「どうやって力を入れるの?」
となってしまうことも少なくありません。
だから楽泳スイミングでは、
この2つを一番大切にしています。
一度試してみてください。
ビート板に手を乗せて体を浮かせます。
その状態で前を見てみると、お尻や足がスーッと沈んでいきます。
逆に、 視線を真下に向けます。
首は自然なまま、頭の位置を水平にすると、お尻がスーッと浮きやすくなります。
「お腹に力を入れて泳ぎましょう。」
そう言われるよりも、
視線を変えるだけで姿勢が安定します。
お尻が浮きます。
水の抵抗が減ります。
その状態になってから手や足を動かすことで、泳ぎやすさは大きく変わります。
✅ 泳ぐ前に「浮かぶ」を意識する
✅ 視線はプールの底を見る
✅ 首は自然なまま、頭は水平
✅ お尻が浮くと水の抵抗が減る
✅ 手や足はその後でOK
泳ぎがうまくいかないと、
「もっとバタ足を頑張らなきゃ。」
「もっと手を回さなきゃ。」
と思いがちです。
でも、その前に一度立ち止まってみてください。
ぜひ次にプールへ行ったときは、 手や足よりも先に、 視線と頭の角度を意識してみてください。
きっと、 「あれ?なんだか泳ぎやすい!」 という感覚に出会えるはずです。
水泳は「頑張ること」が上達につながる競技ではありません。
力を抜くこと。
水に身を任せること。
これも、とても大切な技術です。
だからこそ、まずは焦らず「浮かぶ」を楽しむところから始めてみてください。