信じる、信じられる関係から始まる水泳指導

レッスンをしていると、
ある日ふと、こんな変化を感じることがあります。

目を見て話を聞いてくれるようになった。
「はい」と返事をしてくれるようになった。
コーチの方を向いて、説明を受け取ろうとしている。

その瞬間、
「今、ちゃんと話が届いているな」
と感じます。

最初からそうなる子は、ほとんどいません。
多くの子は、緊張していたり、落ち着かなかったり、
話を聞く余裕がない状態からスタートします。

話が届いていないと感じる時

視線が合わない。
説明した動きと、全く違うことをしている。
返事はあるけれど、行動につながっていない。

結果だけを見ると
「話を聞いていない」と感じる場面です。

でも、楽泳スイミングスクールでは
その段階で強く注意することはほとんどありません。

すぐに叱らない理由

理由は二つあります。

一つは、
話を聞いて一生懸命練習している子の時間を大切にするため。

もう一つは、
まだ信頼関係ができていない状態で叱っても、
その言葉が子どもに届かないから
です。

過去には、最初から強く注意したことで
子どもとの距離が遠くなってしまった経験もありました。

「なんで自分だけ怒られるのか分からない」
そんな気持ちが先に立ってしまうと、
本当に伝えたいことは届きません。

コーチが子どもを信じるということ

まずはコーチが子どもの可能性を信じること。

楽泳スイミングスクールで考える
「子どもを信じる」というのは、
何も言わずに任せることではありません。

・水泳の技術や知識を学び続ける
・子どもの体や成長段階を理解する
・一人ひとりに合った伝え方を考える

相手を知ろうとする行動そのものが、
信じることにつながると考えています。

コーチ自身が学び、準備し、考える。
その姿勢があって初めて
「この人の話を聞いてみよう」
という気持ちが生徒に生まれます。

信じられるから、話を聞けるようになる

子どもが話を聞くようになるのは、
時間が経ったからだけではありません。

・話を聞いてやってみたら、できた
・前より泳げるようになった
・楽しかった、分かりやすかった

そんな小さな成功体験の積み重ねが、
信頼につながっていきます。
そのためにコーチは努力をします。

信頼関係ができて初めて、
注意や声かけも意味を持つようになります。

水泳指導の前に、人と人として

楽泳スイミングスクールでは、
技術指導の前に
人と人としての関係づくりを大切にしています。

いきなり「聞きなさい」と求めるのではなく、
まずはコーチ自身を知ってもらう。
そして、子どものことを知ろうとする。

その積み重ねの先に、
話を聞く姿勢や、泳ぎの上達があると考えています。

保護者の方へ

「ちゃんと見てもらえているのかな」
そんな不安を感じるのは自然なことです。

楽泳スイミングスクールでは、
子どもを管理するのではなく、
一人ひとりを観察し、関係性を築くことを大切にしています。

泳ぎだけでなく、
人の話を聞いて挑戦する力も、
水泳を通して育んでいきたい。

そんな思いで、日々レッスンを行っています。