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水泳は「浮かぶ」が第一歩!進もうとする前に“浮く感覚”を身につけよう

水泳が苦手な人、泳げないと感じている人に共通する悩みのひとつに、 「頑張って手足を動かしても、全然前に進めない!」というものがあります。
でも実は、あることを意識するだけで、一気に解決に近づきます。

それが――
「浮かぶ」ことを最優先にするという意識です。

なぜ「浮かぶ」ことが大切なの?

水中で人の体は重く感じると思われがちですが、 実は水には「浮力(ふりょく)」という特性があります。
これにより、体の力をうまく抜けば、 誰でも自然と水面に浮かぶことができるんです。すごいですよね🤗

でも多くの初心者は、浮こうとする前に 「とにかく進まなきゃ!」と焦ってしまいがち。
前に進みたい気持ちが強すぎて、体がバランスを崩し、 腰や足が沈んだり、手を回すたびに力が入ってしまって、 余計に泳ぎづらくなってしまいます。

手足の動きは「バランスを取るため」に使おう

初心者が泳ぐとき、手足を一生懸命バタバタさせてしまいがちですが、 それでは逆効果。かえって沈んでしまいます。

そこで大事なのが、次のような意識です:

  • 足の動き:
    大きく・強くではなく、小さく・ゆっくり。
    バランスが崩れない程度に軽くキック。

  • 手の動き:
    早く回すのではなく、体の下をなでるように、 ゆっくり滑らかに動かす。

水中で手足を速く動かすと、水の抵抗が強くなり、 体に余計な力が入りバランスを崩します。
逆にゆっくり動かすと、水の抵抗が減って体勢が安定し、 水に浮きやすくなります。

「進むこと」より「浮かんで動くこと」を意識しよう

テレビやYouTube、あるいはプールで隣のレーンの人が カッコよく泳いでいるのを見ると、 「自分も速く泳ぎたい!」と思いますよね。

でも、最初に意識するべきはスピードではなく、 “浮いて動けるか”です。

最初はゆっくりでOK。
バランスを取りながら泳げるようになり、 繰り返し練習していけば、 体が自然と動きを覚えてスピードもついてきます。
焦らず、コツコツいきましょう。

よくあるのが、ビート板を使って 「とにかく進もう!」と力一杯キックしている人たち。
実際はあまり進まず、すぐ疲れてしまいます。

そんな方には「浮かんだまま動く」ことを目標にしてもらうと、 ぐっと楽に泳げるようになります。

指導の現場から:ゆっくりでいいんだ!という気づき

水泳指導歴30年の中で、 たくさんの「自己流」で泳いできた方々を見てきました。
彼らは決まって 「もっと強く、もっと速く動かさなきゃ」と思い込んでいて、 なかなかうまく泳げない。

でも実際には、僕がゆっくり動く見本を見せたり、 「このくらい足の力を抜いていいんですよ」と 実際に僕の足を触ってもらうと、みんなびっくりするんです。

「えっ、こんなに力抜いていいの?」
「これでいいの?」と戸惑いながらも泳いでみると…

「え、楽に泳げた!」
「こんなに気持ちよく泳げていいの?」と 笑顔になってくれます。

その後も自主練を続けて、 ついに「25メートル泳げたよ!」と 報告してくれる人もたくさんいます。

そんな姿を見るのが、僕の一番の喜びです。

まとめ

水泳初心者がつまずきやすい「進めない」問題。
そのカギは、「浮く」ことにあります。

泳ぐにはたくさんの技術が必要と思われがちですが、
実は一番大事なのは「浮く感覚」。

まずは水に浮かんでリラックスし、
バランスを取りながら体をゆっくり動かしてみましょう。
それだけで、驚くほど泳ぎやすくなるはずです。

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